| 矢野経済研究所はこのほど、住宅リフォーム市場の展望と戦略を発刊した。このなかで住宅リフォームの市場規模を推計。2003年は6兆9千億円だったが、2010年に7兆9千億円、2020年には9兆1千億円と拡大すると予測している。とくに「設備修繕・維持関連」が伸びる見通しだ。
同研究所は住宅リフォーム市場について、1980年代後半から調査してきたが、今回は主要企業調査を中心に、生活者(リフォーム経験者)の視点からも調査し、市場動向と展望をまとめた。
それによると、この市場規模は1996年に約9兆円のピークを迎えたが、その後は7兆円前後で推移してきた。市場の構成要素別に見ると、「設備修繕・維持関連」は微増傾向だったが、「増改築工事」「家具・インテリア等」が減った。とくに増改築工事は96年の3兆6千億円から03年は1兆6千億円となった。生活者の消費減退の動きと連動したものという。
しかし、今後については、15年をピークとして世帯数の増加が見込まれ、また、80年代、90年代に建てられた「リフォーム適齢住宅」のストックが増加する。数量増とともに、生活の質の向上のためのリフォームが期待される。
こうした背景から住宅リフォーム市場は、当面は微増だが、10年7兆9千億円(03年比15.6%増)、20年9兆1千億円(同33.2%増)と拡大すると予測する。
このうち、設備修繕・維持は03年4兆5千億円から10年5兆6千億円、20年6兆4千億円と増加する見通しだ。一方、増改築工事は1兆6千億円から10年は横ばい、20年は1兆9千億円と微増にとどまると予測。家具・インテリア等も8千億円の横ばいが続くとしている。
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